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Sumifude
by Suzuki Satomi

《Tokyo Dango|東京だんご》
architecture dango project 2019


団子は菓子と主食の双方を兼ねる最強のフィンガーフードであり、郷土や風土の特性をいまに伝える食媒体のひとつ。稲作が日本の祭や行事を生み、祭や行事が文化を生み出した側面もある。そのような団子をもちいて、Tokyoのいまの景観を写し取るプロジェクト。

《Gradayon|グラデーヨン》
crayon design 2018


単一化された色の概念を解きほぐすためのクレヨン。赤いリンゴはよく観察すると1色だけではなく緑や茶色が混ざっている。空は時間によって色が変化する。自然の色は単一ではなく幅があり、そして時に移ろうもの。わたしたちは、わかりやすさや都合のために記号化することがあるが、それによって取りこぼしているものがあるのかもしれない。 そのような色の境界を一度曖昧にしてみることで、0か1 ではなくグラデーションで捉える視点を得ることを目的にデザインした。

《first clock》
clock design 2019


はじめて時計を学ぶ、子どものための知育時計。12進法(時)と60進法(分)の2つの時間軸をわかりやすく。〈色よりも形のほうが識別しやすい〉という子どもの特性に応じて数字布置と針形状を採用。また、色覚に異常のあるひとにも認識しやすい濃赤と淡水色の2色を使用している。

《Read a Book Shelves|本棚をよむ》
project 2014


さまざまな職業や属性にあるひとの本棚を訪問し、背表紙や書籍領域などの情報から持主の脳内を勝手に想像してイラストを描くライフワーク。

《Discord》
media art, 山形県立美術館(山形)2001


老子道徳経をソースに、中国語の四声および音節を Macromedia Directorで可視化した作品。中国語と日本語は同じ漢字でありながら、その文法や発音は異なる。なかでも興味深いのが中国語における「四声(しせい)」であり、これは音の高低差によってその発語が指し示す漢字を絞り込む役割がある。中国古典の発生は韻を踏んでいるものが多く、世界で最初にラップをしたのは中国人だという主張を込めて制作した。 Macromedia Director, Power Macintosh >> YouTube動画

SAKUTEIKI|作庭記》
media art, 東北芸術工科大学 entrance gallery(山形)2000


庭づくりはその目的に応じて権力誇示や私的ユートピアを獲得するための手段、または庭づくり自体が目的という場合もあるだろう。テクノロジーによってプロトタイプ制作の敷居が下がった。Macromedia Directorをもちいて誰もがPCで庭づくりができるゲーム《作庭記》を制作した。題名は日本最古の庭園書『作庭記』から。 Macromedia Director, Power Macintosh

《Mourning Works》
kinetic installation, space EDGE(東京)1999


身近な存在の死に直面した際に起こる〈喪の仕事〉をテーマにした作品。生きている者にとって死は未体験の出来事である。喪失に対する東西の反応をリサーチし、死や喪失と対峙しながら自身の生との向き合い方について模索し、自分なりの回答を作品によって提示した。中央の袋はブロワーとコントローラーによって膨張と収縮を繰り返す。

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